雪国ドライブのポイント

スキー場に行く場合、たとえ雪が降っていなくても、道路に積雪があったり、

路面が凍結していたりします。

また山の天候は変わりやすいもの。

黒姫高原スノーパークは、インターから5分というとても便利な位置にありますので、

雪道ドライブの苦労は最小限に抑えられると思いますが、決して油断は禁物です。

備え有れば憂い無し。

いざという時のことを考えて、しっかり準備しておきましょう。

注意事項をいくつか書きましたので、念のためよく読んでください。

カーナビはメーカーのよって誤った表示をする場合がありますので

当ホームページの 詳細地図をチェックしてください。

ちなみにインターから当館までは信号はありません。

 

準備編

よく質問を受けるのが、「チェーンは要りますか?」ということです。雪国に出掛ける時は、それが3月のポカポカ陽気だったとしても、必ず何らかの「滑り止め」をご準備下さい。いつ降雪に見舞われるかわかりませんから・・・。特に早朝や除雪後は凍結し、たいへん滑りやすくなっています。チェーンスタッドレスタイヤを装着してください。またチェーンの着脱は、決められた明るく安全な場所で。(路肩や傾斜部は大変危険です。)

それから車の種類ですが、FF車か4WDなら何らかの滑り止めがあれば、まず大丈夫でしょう。ごく稀にFR車で来る方がいますが、余程腕に自信がある方以外はオススメできません。(ちなみに当館の車は4WDで全輪スタッドレスタイヤ。チェーンは今のところ必要ないと思っていますので持っていません。)

不凍液は入っていますか?「LLC」とか「ロングライフクーラント」という名前で販売されています。メーカーによって種類がいくつかありますので、適合したものを指示された濃度で注入して下さい。(黒姫高原の最低気温は厳寒期で−10℃です。)

ウォッシャー液バッテリー液も凍結することがあります。凍結しにくいものを選んでください。

ディーゼル車の場合、燃料が凍結(ゲル化)してしまうことがあります。寒い地域で販売されている軽油は、凍結しにくくなっていますので、出発の数日前から、「現地に着く手前で満タン給油」出来るように計算しておいて下さい。(燃料タンクが満タンのほうが凍結しにくくなります。)なお、上信越道・長野道・中央道・北陸道の北へ向かうスタンドで販売されているものは、ほとんど大丈夫です。(→黒姫高原周辺のスタンド事情

天気予報・道路情報は、必ずチェックして下さい。途中で急に雪が降り出して、通行止めになることもあります。早めにトイレ休憩をとり、非常食になる食べ物・飲み物も用意しておきましょう。お子様連れの場合、退屈させないように、玩具や音源などがあるとさらに安心です。

スキー板を車の上のキャリーに積む場合、先端を後ろ向きにしましょう。風の抵抗、滑走面の汚れなどを最小限に出来ます。

その他・・・あると便利なもの

懐中電灯、軍手(腕がすっぽり隠れる長い物もあります。)、雪かき用のブラシ、窓や鍵穴の凍結を防ぐグッズ、各種工具、長靴、スコップなどなど・・・。

早朝のご到着を予定されている方へ・・・夜間降雪時は、早朝の通学・出勤時間帯に間に合うように道路の除雪作業が行われます。逆に言うと、それまでは除雪されていない可能性があるのです。目安は午前6時。早く到着しそうな時は、高速道路で時間調整してからインターを降りましょう。当館の駐車場も、同じく雪かきしなければ車が入れないことがあります。お手数ですが、事前におおよそのご到着時刻をお知らせいただければ、間に合うように雪かきしておきますので、ご協力よろしくお願いします。

 

走行編

降雪時は除雪車が作業しますので、近寄らないようご注意下さい。(対向車にも注意!)作業中は合図があるまで気長に待って下さいネ。(必ず道を譲ってくれます。)

道路脇には側溝が隠れています。対向車とのすれ違いは特に慎重に。いったんタイヤが落ちると、とんでもなく苦労することになります。無理せず一旦停止するぐらいのほうが得策かも。(念のためワイヤーやエアー式ジャッキを積んでおくと安心です。)

特にFF車の場合、上り坂で止まると、スリップして動けなくなることがあります。車間距離を取って、絶対止まらないように、ゆっくり走って下さい。もし止まったら、むやみにアクセルを踏んでも無駄です。ハザードランプを点滅させて、後方の安全を確認しながらゆっくりバックし、平らな場所まで移動しましょう。そして上れなくなった時こそ、チェーンをつけるサインです。

同様に下り坂で急ブレーキをかけると、タイヤがロックして挙動操作が全く効かなくなります。ABS装着車でも、ただの「気休め」と思っていたほうが無難です。オーナーはABS車で2回スリップしました。以後ABSは使ってません。あらかじめ低いギア(オートマは「L」にして。)でゆっくり走行し、速度を落とす場合はアクセルから足を離しましょう。もし滑り始めたら、思いきってブレーキから足を離し、タイヤを回転させれば復活します。(かなり勇気が必要です。)

最後に、あくまでも「急発進」「急ブレーキ」「急ハンドル」は禁物です。いつでもすぐに止まれる速度と、追突しない充分な車間距離をお忘れなく!

 

高速道路編

高速道路の雪に関する規制は、いくつかに分かれています。その目安を知っておくと、計画を企てる際に便利です。

「速度規制」・・・除雪作業や、スリップ防止のため、最高速度を通常以下に制限するものです。

「チェーン規制」

  滑り止め必要・・・チェーンを積んでいるか、スタッドレスを装着していれば通行できます。

普通タイヤ車チェーン必要・・・スタッドレスタイヤ装着車はそのまま通行できますが、普通タイヤ車はチェーンを装着しなければなりません。(最近の規制は、ほとんどがこれです。)

チェーン必要・・・どの車もチェーンを装着する必要があります。

通行止め・・・除雪作業に時間が掛かる場合、また除雪してもすぐ路面が悪化するほどの降雪の場合、一時通行止めになります。

もし通行止めに遭遇したら、大抵の場合手前のサービスエリア等で待っていると解除ということになりますが、大雪が続く場合、いつまで待っても解除されないこともまれにあるようです。高速を降りて一般道で、と考えるのはみんな同じですから、渋滞は避けられません。天気予報も聞いて、状況判断をしましょう。

また私はこういう場合、長距離トラックの運転手さんからお知恵を拝借するようにしています。荷物を約束の時間内で届けるお仕事ですから、最も速く移動できる方法を知っておられます。無線で最新情報を入手し、仲間から除雪作業の様子を聞いたり、規制解除の情報も常にチェックしておられますので、トイレや食堂で休憩されているドライバーさんに思いきって尋ねてみましょう。案外親切に教えて下さるものです。(お礼に缶コーヒーを忘れずに!)

 

駐車編

スキー場では1日で1mもの積雪が珍しくありません。朝起きてみたら、どれが自分の車かわからない・・・ということも。雪国ならではの上手い駐車法を覚えておきましょう。

まず、平らな場所を選ぶこと。これは「サイドブレーキ」をかけないためです。サイドブレーキは外気に触れる箇所にありますので、場合によってはブレーキが効いた状態で凍結してしまうことがります。必ずギアを「ロー」か「バック」に入れて、出来れば「輪止め」(石でも構いません)をしておきましょう。停める向きは「南、東が前」にすること。北、西向きだとエンジンルームに雪が吹き込むことがあります。(当館の駐車場では、「道路側が東です。)また長時間駐車する場合、そこが除雪作業の邪魔にならないか確認しておくことも大切です。

気温が極端に下がると、バッテリーの能力が発揮出来ないことがあります。黒姫高原ではいくら冷え込んでも−10℃ですから殆ど心配ありませんが、心配な場合バッテリーを毛布で包んでおくと効果があります。毛布がない場合、外して屋内に持ち込むのも手です。

些細なことですが、同じ理由で、エンジン始動時にバッテリーへの過度の負担をかけないよう、エアコンやオーディオも(もちろんワイパーも)OFFにしておきましょう。そして凍結や積雪が考えられる場合、ワイパーを立てておきましょう。(ただし春先の重い雪の場合、かえってワイパーを傷めてしまいますので要注意。)窓には撥水効果のある液体(ガラコなど)を塗っておくと凍結しにくくなりますが、その場合同じ種類のウォッシャー液をご利用下さい。

長時間駐車後、車に雪が積もっていたらすぐに走れませんので、早めに準備しましょう。(でも雪が降り続いている場合、早すぎると意味がありませんが・・・。)

まず積雪量を確認します。車の周囲に10cm以上積もっている場合、まず周囲の雪かきをしておかないと、歩き回って踏み固めた雪は、後で苦労の種になります。誰も踏んでいない雪は、軽くて扱いやすいのです。この時、必ずマフラーを確認します。もし雪に埋もれていたら、上手く排気出来ず車内に排気が入り込むことがあります。

次にエンジン始動。雪かきブラシ運転席側の窓付近だけ雪をはらい、鍵を開けます。この時、鍵穴が凍結していることがあります。無理に回そうとすると壊れますので、お湯やライターで熱すると回るようになります。(キーレスエントリーがあると、この心配はありません。)それからドアを閉めて雪を落とします。ワイパーを傷めないよう注意しながら落としましょう。窓に積もってる雪だけでなくサイドミラーの確認も忘れずに。エンジンルームに空気を取り入れる部分が塞がっていないかも忘れずチェック。

そうこうしているうちに、エンジンが温まってきますので、水温が上がっていることを確認します。(水が凍っている場合、いつまで待っても上がりません。)ここではじめて温風のスイッチを入れます。室内循環にして、窓に暖気を当てるのが鉄則です。「アイドリング(暖機運転)=環境破壊」というお題目は、雪国では通用しません。十分暖機してから走行しましょう。(この間に荷物を積み込んだり、周囲に落ちた雪を除けるのが賢い方法です。)「輪止め」をしていた場合、出発前に忘れずチェックしましょう。

 

黒姫高原周辺のガソリンスタンド事情

最寄の「信濃町I.C.」〜黒姫高原間を最短ルートで走ると、途中にガソリンスタンドはありません。国道18号線沿いに「エネオス」「昭和シェル」「ゼネラル」「出光」があります。しかし残念ながら、24時間営業しているスタンドは今のところないようですので、早朝や夜間の場合、高速道路のS.A.をご利用下さい。

余談ですが、ガソリン売価は港からの距離に比例して高くなります。信州は海なし県のため、どこへ行っても高めで、都会では高いのが常識の高速道路のスタンドと変わらないことも(場合によっては逆転することも・・・)あります。予備知識として頭のすみっこに入れておきましょう。